概要
その少年、「物語」を喰い散らかす。
「少年、薬は時として毒となるものです。良薬を活用するも悪用するも本人次第」
「折角ですからその命。もっと有意義に使いませんか」
* * *
物語世界、「ストリテラ」。
名もなき座敷童の職場は天国十二丁目、交差点を右折でお馴染み、「運命管理局」である。
物語をシナリオ通りに進めるべく、常日頃から目を光らせる所謂「ストリテラの警備会社」。局長たる運命神ファートムの手元で、少年は今日も社会の歯車を回していた。
そんな彼にある日言い渡されたのは重大犯罪者の出没について。
「シナリオブレイカー」と呼ばれる、人生の破壊者が各地をうろつき回っているという。
「君なら出来るでしょ。討伐しくよろ」
――それが少年の「運命」を変えるとは。
薬が一転、毒となる。物語の破綻が始ま
「折角ですからその命。もっと有意義に使いませんか」
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物語世界、「ストリテラ」。
名もなき座敷童の職場は天国十二丁目、交差点を右折でお馴染み、「運命管理局」である。
物語をシナリオ通りに進めるべく、常日頃から目を光らせる所謂「ストリテラの警備会社」。局長たる運命神ファートムの手元で、少年は今日も社会の歯車を回していた。
そんな彼にある日言い渡されたのは重大犯罪者の出没について。
「シナリオブレイカー」と呼ばれる、人生の破壊者が各地をうろつき回っているという。
「君なら出来るでしょ。討伐しくよろ」
――それが少年の「運命」を変えるとは。
薬が一転、毒となる。物語の破綻が始ま
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!毒になる快感 新感覚のバトルミステリー
いちモブキャラの凡太郎(仮名)。
物語の中でいつも一番初めに死ぬ役をやりながら、物語がシナリオ通りに進んでいるか監視しています。
そこへ現れた正体不明の「シナリオブレイカー」。
凡太郎よりも先に主人公が死ぬという”シナリオブレイク”が起こってしまいます。
姿なきシナリオブレイカーを追う凡太郎ですが、これがとんでもなく怪しい…。どいつもこいつも怪しいのです。
更に背後に見え隠れする悪魔王や運命神という強大な存在。
導かれるまま自らその領域へ足を踏み込んだ凡太郎が手に入れたのは、七つの大罪の一つという「猛毒」。
この毒を使って彼が為すべきことは———
過去・現在・未来を自在に操る緻密な世界観…続きを読む