〜の日が来ても二人だけは生き抜く。

いつだって世界は終末なのだ。明日がどうなるかなんてわからないから。そしていつだって世界は始まるのだ。どうやら僕らの日常はわりと強固で、受け入れたり、馴染んだりしながら。
戦争、疫病、災害、そして暴走。さまざまな出来事が僕らにちっぽけであることを自覚させ、死を近づける。
これは寓話が寓話として機能しないでたらめな世界を生きる人のための短編である。

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