まさかの幕引き、青春と目標とするゴールを犠牲に得たものとは……。

本作品は、バレーをテーマに描かれた素敵で切ない作品。
練習試合のシーンなんかも綺麗に描写されている短編になってます!

目指すべきゴールが消える。
私も部活をしていた学生時代を思い出しながら、読み進めました。
ジャンルは違えど、友人と共に目標に向かって絶対優勝しよう!と、学生時代は真っ直ぐに引退まで部活の日々に明け暮れましたことが、目に浮かびます。

今年、2020年は胸が苦しかったのを今も覚えています。
目の前で絶望に打ちひしがれていく後輩たちを見て、正直言葉が見つかりません。
「青春」を感じられる大きな理由の一つは、部活動。
時には喧嘩して、時には褒め合って、泣いて、逃げ出したいときもあって……。
それでも、同じ目指すべき目標があるから、頑張れる。

それが、まさかの幕引き……。
この物語は胸が痛くなるでしょう……。
特に、この年直接的に被害を受けた学生には、かなり共感する部分が多いはずです。

いつか、その青春が取り戻されることを祈るばかりです。

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