真の芸術家にだけ見える世界がある

ゴッホの絵は特別なタッチで描かれ、おいそれと真似できる才能ではない。
それと同じように真の天才というものは凡人とはかけ離れた別の世界を見る事が出来、そこで生きていくことが出来る人なのだ。
それは周りの一般人からしたら…つまらない人だったり、非社交的だったりするのかもしれないけれど。それは天才というものがそもそも枠に収まりきらない存在だからそんな風に軽んじられてしまうものなのだ。

この作品はそんなゴッホのような世界に生きる彼と恋愛できるのはどんな人なのかを扱った恋愛小説です。天才と恋仲になれるのは「彼を理解できる才能」を持った人なのでしょう。彼女は一番のファンであり、理解者であり、特別な人なのだ。
芸術家にとってこれ以上に幸せな出会いなどないのでは?
天才の恋愛模様に興味がある方は是非!

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