「ぼく」も「わたし」も生きる。変化する人生のあらすじを書く力を持って。

「チャンスを遠ざけるあいうえお」という言葉があります。
あ……あきらめ
い……言いわけ
う……後ろ向き
え……遠慮
お……思い込み

この5点にとらわれたことのない人なんていないはず。
長月そら葉さまの詩の語り手の「ぼく」も「わたし」も例外ではありません。
しかし、そこで「だって」「でも」「どうせ」とネガティヴになるのではなく、処理するのが困難であろう感情と対峙して、懸命にポジティヴを導き出そうと努力されています。
「ぼく」と「わたし」に、さしのべられる救いの手。本当にネガティヴな心では、きっと、その手を取れないことでしょう。自分の弱さも自分らしさとして引き受けて手を取る強さが感じられて、私は、とても励まされました。

ちょっぴりバテた心身にも、やさしく触れる言の葉。
自粛生活で塞ぎ込みがちな昨今にこそ、オススメしたいです。
そして作者さまへ感謝の言の葉を届けたい。
あなたさまの『思いつきの詩』に心救われる人がいました。
ありがとうございます。
これからも書き続けてください。

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