絶たれた音(資料)

 三回目に取り上げるのは第2シーズンから「絶たれた音」。

 ご覧になっているかたはお分かりかと思いますが、冒頭の夢のシーンで巨体なチェスの駒が倒れてくるのが印象深いです。

 今回の犯人、エメット・クレイトンはチェスの世界チャンピオン。ただの世間的な成功者ではなく、知力のエキスパート。果たしてコロンボは勝てるのでしょうか。

 犯人のキャラクター設定が「頭のよい人」ということもあり、対決、いや、一対一の対局の魅力が味わえる作品。

 クレイトンを演じたのは、ローレンス・ハーヴェイ(1928~1973)。

 とても魅力的な犯人なので、複数回、犯人をやっているかと思いきや、今作のみの出演。ちょっと残念。

 かつてのチャンピオンであるデューディックと公式の対局前に非公式の手合わせをして敗北したことで、デューディックを亡き者にしようとするプライドの高いデリケートな臆病者を誰が演じたら面白いのでしょうか。

 会議の時間です。

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