★★★ Excellent!!! 自分を計る 九乃カナ 万人向けというタグがついていますけれど ウソです。 いえ、うそではないかもしれません。 でも、みんなが楽しめるとは思いません。 小説は歴史が浅いわりにもう行きつくところに行きついている 閉塞感があります。 小説を拡張しないことには 衰退してゆくのでは。 どこかに穴をあけて突破してゆく小説がないといけないのかもしれません。 読む側だって突破を歓迎しないことには穴がふさがって なにもなかったことになります。 新しい小説を受け入れる準備はできていますか。 ほかの人の小説とはぜんぜん違う小説 本作で自分を計れるかもしれません。 ないものをあげつらってしまうというのは 小説かくあるべしという観念に凝り固まっている証拠。 小説は自由だという考えになじんでいないと未来がないのでは。 小説はなんでもあり、自由です。 レビューいいね! 2 2020年11月20日 23:46
★★★ Excellent!!! コンパクトな物語に詰め込まれた悪夢の迷宮 一田和樹 おもしろいですね。昏くひんやり乾いた雰囲気がいいです。 迷路のように入り組んだ話が読む者を困惑させ、目眩を感じさせます。 わかってもわからなくても、雰囲気に浸れるだけで楽しめるよい作品だと思います。 レビューいいね! 1 2020年3月18日 02:37