先、読まずにはいられない。

まるで古い異国の街を、自分の目で見て歩いているかのようなリアリティ。
その街を、地下の水場で出会った人魚のメアリと皮肉の効いたAIレイヴンと語り歩く様は、読んでいるとその光景が浮かんでくるよう。
一つ一つの話が短いのでちょっとした時間に少しだけ読もうかと思っていたのに、先が気になって読まずにはいられない。
建物への造形が深く、知らない場所を旅しているような気分に浸りたいならば、是非読まれたし。

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