「あのころは」と語るときに帯びる色のリアルとコミックソングの青臭さと

たとえば歳を重ねて虫を素手で触れなくなってしまったような、そんな感覚がまざまざと思い出されました。
そして、だからこそコミックソングを聞くラストのシーンで語り手の心情に同調している自分がいました。
すこぶる共感性の高い一作です。