生きるとは、死ぬとは
- ★★★ Excellent!!!
人間は当たり前のように生まれるし、生まれれば当然死ぬ。
では人工知能はどうなんだろう。
人工知能は生きているのだろうか。あるいは生死観など彼らにはないのかもしれない。
それでも、少なくとも、作中の彼らは生きていたし、彼らの存在が消える瞬間を我々は「死」と呼ぶ。
人工知能に人権を与えるべきか否かは、sf好きの間でよく議論される話題ではあるが、彼らは人間なのだから当たり前のように人権も必要だ。
人間でないにもかかわらず、主人公の心情の描写は生き生きしていて、なんとも人間臭い。
執筆お疲れ様でした。