エリザベートー愛と死の輪舞ーは宝塚歌劇団を代償する作品の一つだ。
この作品の語り部であるルキーニはその登場人物であり、殺害対象であるエリザベート共々実在の人物である。
僕はカクヨムに対し、他の小説サイトに比べて、文学的教養の高い作者が多いイメージを持っている。
この作品もまた、僕が抱くそのイメージをさらに大きくさせた。
この作品は表現の端々に、作者様の教養を伺わせる要素がある。それは、後書きも含めてだ。
題材も古風とまでは行かずとも、インターネットではウケづらいモノであるが、そんなことは気にならないほどに、優れた内容で書かれている。
後書きで書かれていた、ルキーニへの減刑に対する解釈もなるほど。
久しぶりに文学として楽しめるネット小説に出会った。
執筆お疲れ様でした。