肌
遠くに霞む山は顔を覆い
川に沈む岩は身を削る
紅い目玉のカラスが群青を睨めば
名も知らぬ目の数々が針の雨を降らす
街で見上げた墓標の頂から
飛び立った彼は空を切り
生まれた風が頬を切る
溢れ出た生が眠る土で
安らぐ彼の海が渇いた頃に
故郷に降り注いだ蜩の知らせ
#詩コン
決められた言葉から生まれる詩 雨音 @ayuction
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます