美しい表現に溢れる遠未来SF

世界観含め、特に色による表現が素晴らしく、脳内での映像化も容易。
冷たく暗く変化に乏しい「滞水の青」、自然を含む地上という色彩を失った白亜の人工都市。
特に、侵略者(?)を銀色としたことで、異様で不気味で意思疎通ができそうにない存在であることを強く感じた。
《銀色》とは何か、人類はいつか空を取り戻すのか等、この世界への関心がなくなることは無さそう。

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水底に白亜は謳う

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