捨ておじさんを拾った女子高生の話

あとがき

「捨ておじさんを拾った女子高生の話」、最後まで読んでいただきありがとうございます。

この話は雨の仕事帰りにふと思いついた「雨の中捨てられたおじさんを拾う女子」というネタが元になりました。

想像してみるとちょっとおもしろそうでネタになりそうだなと思ったのですが、そういう部分的に変な価値観や世界観を持ち込むお話というのは、Twitter漫画などではよくあるものの、小説で表現されているものをあまり知りませんし、私は漫画は決して上手くないので漫画で表現できません。それで、Twitter漫画的な、違和感から来る印象深さみたいなことを表した短編小説を書いてみようと思いました。

これには、ひとつは今連載中の「異世界魔神と神々の籠」があまり「私らしい」作品ではなく、書いていて割と疲れるのでリフレッシュの意味もありました。

(決してこの作品が得意なタイプというわけでもないのですが)

主人公をどのようなキャラにするかということは悩みました。

疲れたOL案、さっぱり女子大生案なんかもありましたが、最終的にはヤンキーギャル女子高生に。

作品としては、「物語が思わぬ方向に転がる」「世界観のズレから来る違和感がつきまとう」みたいなことを意識しました。

さらにいえば、中盤に違和感が薄れ、序盤と終盤に違和感が強いようにというように考えました。

ちなみに、終わり方はギャルゲーのノーマルエンド的な感じを心がけました。

作品的には心理モデルの適用、展開、言葉遣いなどを含めて私の普段の作品よりも若干ファンタジー寄りに。

戸波咲都を含む音楽陣は、まだ公開していない作品のサブキャラです。

そっちの作品はなかなかおもしろくできそうなテーマなので、色々練り直してがんばっています。

書いてみたい話はまだあるので、この作品がすごく好評だったら、もしかしたら続きを書くこともあるかもしれません。

ではでは、また次の作品で。