歌よ、君に届け

煌びやかな花嫁衣装に身を包んだ娘の心の迷いは、かつて憧れた歳上の人が奏でる馬頭琴(モリンフール)の調べと、その緑柱石の瞳に優しく見つめられることで……


中央アジア風異世界ファンタジー『飛鳥』の番外編です。本編の重厚な語り口はそのままに、適度な「遊び」も忘れずに、さわやかな読了感を与えてくれる、とても素敵な短編でした。

ツイッターで私が勝手にリクエストした『トグルと鷲が馬頭琴バンドを組んで歌うセルフ二次創作(本当にスミマセン!)』というお題を、本編のイメージを崩さずに、こうも見事に書き上げてしまう作者様の力量に、惜しみない拍手を!

ちなみに、本作に登場する歌詞は作者さまの創作だそうです。これがまた、良いのですよ……