異世界ファンタジーを中心に長編を書きつつ、純文学風やホラー風、コメディ風の短編もちらほら置いています。 「白蛇の結び目」が第7回草思社文芸社W出版賞で金賞を…
多くの高校生が胸の奥にしまい込んで目を背けることを、小鳥遊さんは問う。「どうして」と。未だ庇護されている立場の人間であれば、その問いに答えるのは憚られます。しかし『僕』は、与えられた選択肢の外…続きを読む
この物語の大きな意味は「自分の生き方は自分で決める」という事だろう。学校へ行き、勉強をし、大学へ行き、社会人になる。多くの人がこのレールの上に乗ろうと頑張っている。この主人公も同じなのだが、…続きを読む
素敵な世界です。高校へも数えるほどしか出席していない、不思議な少女。そのオーラに、主人公の少年は強く惹きつけられます。自分自身の情熱に正直に、ひたすら真っ直ぐに進む彼女。自分の道がまだ見えずにい…続きを読む
序盤は、主人公がクラスメイトと話しているだけのシーン。ところが、あるセリフにドキッとさせられる。引き込まれるように読み進めていくと、ひとつひとつのセリフが、語句が、描写が、とても示唆的であるとい…続きを読む
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