野球を諦めざるを得なかった人と、野球を諦めるには早い人。二人がたどり着いた、それぞれの未来とは?
幼馴染のハルとナツ。エースと四番だった二人だが、中学に上がると女子であるハルは野球を続けることができなくなり、自分の夢をナツに託すことにする。しかしナツはチャンスにめっぽう弱くなっており、野球を続ける自信を失っていた。そんな彼に、ハルはある「おまじない」をする。野球部の男子を応援する女子、という王道青春ものを感じさせる筋書きですが、二人の一途な思いやほろにがい要素もあり、心動かされます。最近心が渇いていると感じている方、ときめきを感じたい方、元気をもらいたい方などにお勧めです!
野球に全てを捧げた少年ナツと、全霊を懸けてナツを支えた少女ハル。二人が駆け抜けた青春の物語は、きっとあなたの感情を揺さぶるはず。ぜひ、ご一読を!
海外へ行くことがきまり、むかし桜の木で背くらべをした幼なじみを思い出す――という共通プロットから執筆する、筆致企画の参加作です。 野球少年の成長を描く王道青春ストーリー。心憎い演出が其処ここに。 現在の参加作の中では比較的文字数が多いですが、リーダビリティの高さとテンポのよさがその文字数を感じさせません。 さわやかで切ない感動がほしい方へ、おすすめです。