散歩の範囲

 はだしで草原を歩くようなものか。いつ尖った小石でも踏んで足をケガするか分からない。しかし、スムーズに歩き続ける内には気分が良い。
 主人公の周到さは本作の一番の読みどころである。読者は、知らず知らずの内に作者の用意した『庭園』を歩き回っていたと悟るだろう。
 詳細本作。

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