観覧車、廻る、馬鹿みたいに

作者 神崎 ひなた

愛情で人は育つ。じゃあ死んだ人たちは?

  • ★★★ Excellent!!!

観覧車に居座る悪霊。
生前の記憶は無く、どうして自分が死んだのかも分からない。
彼が唯一抱いている感情は、生きている人たちに対しての憎悪だけでした。

観覧車に乗る者を不幸にする呪い。
死に至らしめることはなくても、絶縁や不慮の事故を起こしてしまう。

そんな悪霊さんでしたが、とある少女と出会い、知らずのうちに考えが変わっていきます。

死神曰く――愛を知った、のです。

人は愛情によって育てられる。
与えられた分だけ、他人にも与えられるのだと、どこかで聞いたことがあります。

そう考えてみると、記憶のない観覧車の悪霊さんも、生前はちゃんと誰かに愛されていたのかもしれませんね。

※この度は「お化け企画⑦」にご参加くださり、ありがとうございました。

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