普通が奇跡。

作者、AKARIさんの視点から見た世界はいつもちょっと不思議です。
AKARIさんは、感受性というかなんというか、受け取り方が柔らかい感じがします。普通の人なら「すとん」と受け止めるところを、なんか「ぽよん」と、受け止めているみたいな。
だからAKARIさんの書く日常は「ぽよん」としていてとても平和。もちろん平和じゃない日もあるのでしょうが、そうした波すら「ぽよん」で乗り越えているみたいな。

とりわけ旦那様とのエピソードには、夫婦間の信頼というよりもっと強い、人間同士の絆の強さをすごく感じます。
二人が過ごしているのは普通の穏やかな毎日のように見えて、実は全部が奇跡なんじゃないかと。ほんとにこの人たち地上で生きてるのかな、雲の上なんじゃないのかなと、ふと思ったり。

読んだこちらの気持ちまで「ぽよん」となりました。平和で、穏やかな気持ちになれるエッセイです。

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