田舎の風習、ローカルルール。「おーい、おい。おーい、おい」という呼び声

小学五年の蒼介は自らの干支である羊にちなんだことわざをテーマに作文を書くハメに。
母の実家に向かった蒼介は「おーい、おい。おーい、おい」という呼び声を夜に聞き……。
この物語、序盤から中盤までは田舎独特の風習や不気味な呼び声で最高に怖がらせてくれます。
そして後半部分、真相がわかります。
ここで僕は見事にやられました。
物語の構成の巧みさもあり、感情を大きく揺さぶられます。
ただ怖いだけではありません。
悲しみと愛がありました。
長くはないので一気読みがオススメです。

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