真実という名の大問題作!!

なんてものを書いちまったんだ!!
でもそうか、そうだよな! そうなるんだよな!

倫理観、道徳感、勇者像、あらゆる概念が吹き飛ぶ荒廃ファンタジー。

ファンタジー作品で勇者が魔王を倒すそのカタルシスに浸り、読み耽っていたかつての自分に、狂気という名の短剣が突き付けられる。
勇者と少女、世界と紫煙、魔物と騎士。いったいどちらが狂っているのか。或いはどちらも狂っているのか。
どっちなんだ、選べるのか?
活字の向こう側で寝そべって他人事みたいに物語を追っているだけの私に。

綺麗事で塗り固められた明るい世界の裏側にフォーカスを当てた大問題作。
しかしだからこそ、そこには真実がある。

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