ひとつ思い出した。ひとつ忘れたけど

探し物って、探しているときに限って見つからない魔法がかかっていますよね。
当短編は、まさに探し物真っ最中のお話。

散らかしっぱなしの部屋にしたのは、紛うことなきこの『俺』。
でもそこの中でひとつ探せばひとつ見当たらずが堂々巡りをしていたりして。

二千余字の短いながらも、そこへ詰まっている情報量、なのに駆け抜ける疾走感は、野良さんのお手前だなと思いました。
さぁ、ハラハラして!