ソロキャン男と猫憑き少女

作者 藤屋順一

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★★★ Excellent!!!

ソロキャンプの彼のもとにやって来た猫っ子。

あざといぞ、かわいいぞ。そしてやたらと美味しそうな魚!

じわじわ食欲をそそられつつ、ふたりの楽しい釣りを見守っていると……あれあれ……? これもしかして?

美味しくて、温かくて、じんわりきて。


最後に――ええええええ!?


さあ! 釣りにいこう!
何か凄いものが釣れるかも!

★★★ Excellent!!!


 初めは煩悩からくる物語かと思えば実はそうでもないこのお話。短編にして良く纏まっている優しいお話でした。

 元来猫は買い主への恩を忘れないと言います。態度に出すのが苦手だけどちゃんと買い主を家族と思っているのだと……。
 この物語の猫『くろ』にとっても帰りたい場所があったんだと思うと少しホロリとしてしまいました。

 最後はまぁ……読んで頂ければ分かると思います。後味が悪くならない明るい短編も良いものですね。

★★★ Excellent!!!

 自称「外に出るタイプのインドア派」の主人公が、釣りに行った時、猫又のような少女に出会う。猫又は主人公が釣り上げた魚を、見つめていた。
 主人公は釣りの最中に、猫の名前と住所が記された首輪を拾う。そして猫又少女と一晩過ごすが、朝起きてみると猫又少女は黒い猫の姿になって、主人公の腹の上で眠っていた。
 主人公は、首輪に書いてあった住所を訪れる。すると一人の女子高生が出てきて、主人公にあるお願いをするのだが……。
 そして女子高生に訪れる、意外な変化とは?
 もしかしたら、呪われているのかもしれない。
 それも、とびっきり優しい呪いに――。

 是非、御一読下さい。

★★★ Excellent!!!

短編ながらの重くなく、それでいてすっきりする文体の味わい――
まさしく『猫まんま』にふさわしいサラサラいただける物語。

突如現れた猫娘。
防波堤が繋いだ一人と一匹。
したたかなでかわいらしい『彼女』はソロキャン男と縁を繋ぎ――

最期の最期までほっこり和ませてくれるそんな一品でした。
この機会にぜひご賞味あれ!!

★★★ Excellent!!!

簡潔だが、ありありと情景をうかべることの出来る描写。
勝手な妄想ではありますが、ソロキャンに来ている自分に薄く涙をうかべる所や、丸くなるくろに優しい微笑みを称えているところが、自分には見えました。

オチにも多幸感が溢れていて、思わず
「そっかー、よかったなぁ……」
と口から漏らしていました。

少し重たい雰囲気になってしまいがちな題材で、ここまで清々しい読後感を味あわせてくれるのは、軽快な文章のおかげなのでしょう。

とにかく、私から言えるのは「くろかわいい!」と、「妖や妖精なら犯罪じゃない……あー、なるほど? ……いや、最後ぉ!」という事だけですね(笑)

★★★ Excellent!!!

ソロキャンプ好きな主人公。
釣りをしていたところ、猫の首輪をみつける。

そして現れる、黒猫の女の子。
見た目はコスプレをした女子中学生でも正体は黒猫の妖怪。


文章うまいです。リアリティある釣りからの飯描写。

切ない場面もあるがらほっこりもする、ちょっと不思議なストーリー。