にこにこマート異世界店、開店です!

 ある日、にこにこマートは閉店することとなり、在庫セールを終えた。店長と新人の二人が、店を名残惜しんでいると、そこに雷が落ちる。そして、店ごと異世界に来てしまったのだ。どうやら、転生ではないらしいが……。
 戸惑っている中、モンスターたちがやってくる。もちろん日本の常識も日本円も持ち合わせていない。しかし、店長と新人は、モンスターを雇ってにこにこマートを経営することにする。しかし近くの町では、モンスターが邪険に扱われ、店長と新人もモンスターの仲間と勘違いされる。腹を立てながらも店に帰り、モンスターたちと店をやりくりしていると、モンスターと仲の良い村があると判明する。そこで仕入れをすることで、店は通常販売できるようになる。そして、町からパン屋の娘を雇い、店の看板商品もできる。電気が使えるのは、発電ゴーストのおかげ。パンが焼けるのはドラゴンのおかげ。店が回せるのは、骸骨やスライムのおかげ。総菜があるのは、軍隊蟻のおかげ。電気ゴーストのストライキや、店員同士の嫉妬、試食トラブルなど、経営は一筋縄ではいかない。それでも、「転んでもただでは起きない」という姿勢で、次々とアイディアで困難をチャンスに変えていく!
 しかし勇者一行が現れ、アイテムでにこにこマートと同じ店を隣にオープンさせてしまう。ライバル店の登場に、困り果てるが、ここもアイディアで乗り越えるのだった。そのアディアとは?
 そしてある日、すっかり従業員として成長したモンスターたちが、店に出勤しなくなってしまった。一体何があたのか?

 今までになかった異世界スーパー経営物語!
 とても読みやすく、すらすらと拝読でき、場面が浮かんでくるようでした。
 これは面白いです。読まないと損です。
 ほのぼのとしたやり取りが、たまらなく好きです。

 是非、是非、御一読下さい。

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