あたしのパパは不滅ときどき爆散

《かんたん三行あらすじ》
不死者が孤児を拾って親代わり
どこへ行っても大体やらかし腕とか首とかめっちゃ取れて
さっきまで命だったものが辺り一面に転がる

《真面目あらすじ》
　アレン・メーテウスは悠久の時を生ける不死者である。
　首を斬り落としても心臓を潰しても爆発四散しても蘇る不死身の一般男性だが、長い間石の中に封印されてしまっていた。
　ようやく俗世に解き放たれたその日、奴隷にされそうになっていた孤児のハーフエルフに出会いそれを救う。するとあたしも連れて行ってと懇願され、一人旅は寂しいし妙な親近感も感じたので、少女の両親を見つけるまで父代わりとなって連れて行くことに。
　派手にやらかして封印されたのだから今回は控えめに生きようと考えるアレンだが、世界は彼を休ませない。
　ある者には三千年…続きを読む