概要
その星には、かつて繁栄を遂げた生物の戦いの記録があった
地球から遥か遠く離れた銀河系にある、「惑星ティートル」
そこは大地が荒れ果て、瓦礫と砂煙にまみれた星。
しかし、そこにはかつて、繁栄を遂げた生物達が居た。
世界が荒廃する前、一体何があったのか。
その星に残された記録から、彼らの戦いの歴史が、紐解かれて行く。
そこは大地が荒れ果て、瓦礫と砂煙にまみれた星。
しかし、そこにはかつて、繁栄を遂げた生物達が居た。
世界が荒廃する前、一体何があったのか。
その星に残された記録から、彼らの戦いの歴史が、紐解かれて行く。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!宇宙という行間に込められた哀愁と未来
ティートルという惑星で起きた話を当事者目線で綴っていく物語。淡々とした筆致でSF的難解な固有語も少なく、描写部分を絞った分だけ情景がありありと迫ってくる。自ずと読者は行間を読み、次の一文、また次の一文へと意識を集中してゆく。その合間になにが起こるかを予想しながら。
終盤、言行録という形で悲劇の一部が明かされる。が、それを知った者たちが、果たしてティートルにどういった感情を抱いていたのかは明言されていない。何故ティートルが砂の惑星に変貌せねばならなかったか、何故ティートルでなければならなかったのか。彼らはティーターをどう思っていたのか。肝心な事は行間に込められたまま、明かされることはない。
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