匂いへの固執。まさにそれだな、と思いました。友達との会話は、なくてもいいけど、彼との別れのシーン(葬式)はすごくじんときた。主人公の気持ちに共感して、なんか、すごくじんときました。良かったです。
彼との関係の中で迷子になったのは匂いの力。衝撃のクライマックスに、読み人は情緒を揺らされるが、その読後感は同時多発な情緒で表現しがたい余韻が残る。読み人はそれを抱えることになる。是非読んでほしい作品です。
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