第2章 時の流れは、僕をおそろしく奇妙な場所にへの応援コメント
猫村まぬる様
企画参加ありがとうございます(^^♪
とてもしっかりした、冒険ファンタジーだと思いました。
ハードカバーの装丁が似合いそうです。
第28章 半分崩れた赤茶色の石造りの円塔を探したへの応援コメント
ファジャルは、頭の悪いふりで辛いことをやり過ごすのがいつものことなのかな、と思って悲しくなりました。
作者からの返信
自分の人生を自由に選ぶ余地がほとんど無い社会、ひとをごまかし、自分をごまかして生きるしかなかったのでしょうね。そうですね、悲しいです。
第21章 鍋釜や農具が置かれ、子犬や子猫が遊びへの応援コメント
なんだか壮大で、感じ入ってしまった
第11章 手にしていたのは四角い板と、小さな箱だったへの応援コメント
熱に浮かされた悪夢って、苦しいんですよね。思い出します。
第10章 何が起きたのか、その瞬間にはたぶん誰もわからなかったへの応援コメント
謎の夢の先が元の時代に繋がっていないものか。僅かな希望にもすがりたくなりそうです
第6章 窓枠に掴まってぶら下がっていたのはへの応援コメント
王女の子供らしいわがまま、寂しさを感じます
第5章 見知らぬ大人たちの間を歩く子どもたちのようにへの応援コメント
描写の美しさ、不安を掻き立てる感覚が素晴らしい
作者からの返信
ありがとうございます。描写不足かなとか、描写しすぎかなとか、よく悩むのですが、そうおっしゃっていただけるとうれしいです。
第3章 暗い部屋を三つ通り抜けて奥に進むとへの応援コメント
タイムスリップ、異世界、パラレルワールド……。状況が分からない不安さがいいですね
第25章 ジャスミンのノート(その1)への応援コメント
両親の死、可愛がっていた猫の死、たくさんの身近な死への決別を体験してきた妹の心の内が痛いほどのリアリティで描かれている。
さらに愛するたった一人の兄さえ周りは死んだと言う。
生存を信じるたった一人自分だけを置いていくように時間と共に兄の死が世間に確定されていく様子が居たたまれない。
愛する者の思いがあるならば、人の死がこんなにも、深く悲しいものだと思い知らされるような章でした。
最後に生存を信じる妹の当たり前のように兄とのシンガポールへの旅行を思い描くところが救われるような思いで読みました。
作者からの返信
ありがとうございます。
この章では視点が兄を離れて妹に移るのですが、それはどろがめ様がおっしゃるように、残された方の人間の気持ちを描きたかったからでもありました。なので、そのようなご感想をいただけて大変うれしいです。ここまで読んでくださってありがとうございます。
第9章 いくら歩き回っても同じような場所に出てきてしまいへの応援コメント
マコーミックとの会話で少しづつ説き明かされていく全景が、主人公と同じような気持ちですっきりと見えてきた。
異世界の島国的な想像をしていたが、100数年前の東南あアジアの島だったのですね。
熱帯の湿気を帯びた空気感、未開の地のオリエンタルなムード漂う小説にオシャレなセンスを感じてしまいます。
作者からの返信
ありがとうございます。この小説について「オシャレ」と言ってくださった方ははじめてで、嬉しい驚きでした。
ここまででも何万字もあるものをお読みくださってありがとうございます。お時間があるときにこの先も楽しんでいただければ嬉しいです。
エピローグへの応援コメント
完結、おめでとうございます。
まりちゃん、お兄ちゃんに会えてよかったね。たくさん頑張ったもんね。
南君、無事日本に帰れてよかったね。大変な旅だったね。
ムラティ王女、アディ君、本当によかった……。
私の中ではアディ君の存在がとても大きかったです。
一時離脱したアディ君が南君を迎えに来たときのあの安堵感、今でもよく覚えています。あのときはまだ、敵か味方かよく分からない立ち位置だったのに。
みんな一生懸命で健気でしたね……。
ずっと忘れません。
心に残る作品、ありがとうございました。
作者からの返信
長いことお付き合い下さって、ありがとうございます。
そうなんです、健気で…。自分が書いたなんて思えないくらい。
思えばわたしはあまり男の子をちゃんと書いたことがなかったのですが、いいキャラクターに成長してくれました。彼が動いてくれなかったら物語が成立しなかったと思います。
読んでいただいていたことでたいへん励みになりました。お礼を申し上げます。
編集済
エピローグへの応援コメント
ああ、終わってしまった……。
猫村様らしく煽りを抑えた文章なのに、エピローグでは、やっぱり涙がじわじわと。『晩年に結婚した夫』あたりでは、思わず「グッジョブ!」などと親指を立てたりも。
全編ぶっ続けの書物にして、本棚に並べたい作品でした。
作者からの返信
評価してくださってありがとうございます。バニラダヌキ様に褒めていただけると百人力です。わたしとしてはこれでも思いっきり煽ってるほうかもしれません…というか、こういう煽り方しかできない、というか。でもどうにか収まるべきところに収まったと思います。
あの写真のくだりはどうしても入れたくて、そのために、一度はばっさり切ることも考えたエピローグをカットせずに残したくらいです。アディの性格上、身分制度がある限りは何もできないと思うんですよね…。
編集済
第31章 ジャスミンのノート(その4)への応援コメント
あああ、ここで終わるのですね。
次回、どうなるのか、首を長くしてお待ちしております。
続きをください!
すぐにください!
ああもう明日までに、いや3分以内に最終回までどどどーっと!
……とゆーよーな身も世もあらぬクリフハンガー感を、ストーリーそのものと作中人物と読者にまとめて情動的に突っ込めれば、その長編は作品を超えて『世界』になりうると思います。
で、この『世界』に、狸はさらなる★を大量投入したい気分なのですが、できないのかなあ。
個狸的に、今回は★百個でした。
作者からの返信
ありがとうございます。楽しみにしていただいてうれしいです。
本作品では、日々変化する「工程表」をもとに、この章ではだいたいこんなことを書こう、と決めて章を書き始めるのですが、実際書いてみるとなかなか思い通りにはいかず、いくら手直ししても、似て非なるもの、と感じながら公開ボタンを押すのが常です。この第30章は特に手直しに手間取り、うまく書けないなと思っていたので、そのようにおっしゃっていただけると助かります。あと2章、よろしければお付き合いください。
……もう胸がいっぱいで、なんにも言葉が出てきません……。
続きもお待ちします。
作者からの返信
応援ありがとうございます。
なんていうか……こんなことになってしまいました。
第29章 ジャスミンのノート(その3)への応援コメント
ああ、やっぱり、このクライマックスに向かって盛り上がる感じがなんとも……。
作者からの返信
ありがとうございます。どんどん盛り上がって……いけばいいんですけど……
第29章 ジャスミンのノート(その3)への応援コメント
まりちゃんパートも動き出し、物語がまとまってきましたね。
伏線が回収される瞬間を目撃するとやはり感動します。
話が脱線してばかりの教授……嫌いじゃないです!(深く関わるのは大変そうですが笑)
作者からの返信
ありがとうございます。茉莉ちゃん、やっと動き出してくれました。大人なんだし、めそめそしてないで頑張って欲しいです。
脇役だけど、高石教授を気に入っていただけてよかったです。こういう先生、一昔前の文系学部にはけっこういた気がします。わたしはこういう先生好きでした。悪い人じゃないんですよね。
第28章 半分崩れた赤茶色の石造りの円塔を探したへの応援コメント
ムラティ王女とピピメラ姫がどうか幸せになりますように……。
もうちょっとで終わってしまうのが寂しいですが、最後まで楽しませていただきます。
作者からの返信
世界の歴史では女の子ばかりが泣くような時代や社会が続きすぎましたね。なんとかみんなが幸せになれればいいのですが。
ちなみにpipi merahとはマレー語・インドネシア語で「赤い頬」という意味です。
第28章 半分崩れた赤茶色の石造りの円塔を探したへの応援コメント
うわあ、ドラマチック……。
いや、ここまでも十二分にドラマチックだったのですが。
そして次回は、また茉莉ちゃんサイド――いったいどうまとまるんだ、この兄妹の物語は。
わくわくと続きをお待ちします。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
なにやら昭和日本的封建ロマンに近づいてきた気もしますが、楽しんで書かせていただいています。お兄ちゃんにも茉莉ちゃん(といっても成人ですが)にももうひと頑張りしてもらわなければなりません。御用とお急ぎでなければ結末までぜひおつきあいくださいませ。
第22章 夢の中では、人はそれを現実の世界だと思い込みがちだけどへの応援コメント
そう、山川の世界史も書いてある。 大笑いしました。その通りです!
作者からの返信
一気に読んでくださったんですね! ほんとうにありがとうございます。
歴史教科書といえば、山川が定番かな、と思ってちょっと遊んでみました。ちゃんと世界史を勉強しておけば、違う世界や時代に行ったときにも役に立ちますね。
第1章 小さな飛行機は空中で十二回転したあげく への応援コメント
アジアもの、いつか私も書きたいと思っています。楽しんで読ませてもらいます!
第12章 持って来たのは本、十数冊の革装の本への応援コメント
猫村さん、こんばんは。
ゆっくりですが、読ませていただいています。
これまで描かれてきたファジャル嬢の慕情が、急展開を迎えたのですね。
ミナミ君はいつでも冷静にファジャル嬢に接していた(ように見えていた)ので、二人の急接近は驚きました。
これからどうなるのか楽しみに読ませていただきます。
作者からの返信
ありがとうございます。
そうなんです。唐突なようで、でも…しかし…唐突っていうか…唐突なんですけど、唐突だったりするものだったりして……なんのこっちゃ。
またお読みいただければ嬉しいです。
第10章 何が起きたのか、その瞬間にはたぶん誰もわからなかったへの応援コメント
こんばんは。読ませていただきました。
えっと、ほかのかたの感想を拝見する限り、こういう感想を書くのは場違いというか無作法かも、と思い迷ったのですが、やっぱりこんな風にしか書けませんでしたし、書き込んでしまいました…。マナー違反でしたらすみません。
そして、1-10章まとめての感想です。長文で申し訳ございません(謝ってばっかり)。
まず、正直なところわたしはあまりファンタジー作品が得意ではないのですが、非常に読みやすく、すぐに引き込まれていきました。
流行り(らしい)異世界ものを読みなれている方がどう感じられるかはよくわかりませんが、言語や人物の服装、建築物の構造等、流石の博学というか、リアリティがあり、地盤がしっかりしているので、こちらも本当に異国の地に迷いこんでしまったような不安感に襲われます。
特に言語、すごいですよね。「事故(クチュラカアン)で」「なんの災い(クチュラカアン)だって?」がいちばん好きな(?)やり取りというか、すごいなあ、流石だなあ、と、思わず唸ってしまいました。シンプルだけど「(電子)メール」と「手紙(メール)」も好きです。こう言うのぞくぞくしますよね。文化圏の違うもの同士の会話の醍醐味!
また、物語が進むにつれ色濃くなる、妹の茉莉さんとの関係に感じるざらりとした薄気味悪さが気掛かりで。はじめは妹思いのお兄さんとして気遣う側面が強く思えたのですが、10章あたりになってくると、ほぼ信仰ですよね。「抱き締めてはいけないという自制心」もかえって不気味だし、茉莉さんは茉莉さんで、実際に三人ぶんのお仏飯用意してしまう辺りがちょっと怖い。気持ちは理解できるんですけどね。もう喪いたくないからあらかじめ喪って生きる気持ちは理解できるのだけど、実際にお初をよそうとなるとまじないめいているというか…。
この後、彼が何とかして現代の日本に帰れましたとなってもならなくても、今のままだと後味の悪いものが残りそうで、一体どんな風に展開していくんだろう、と続きがとても気になります。次回の更新が楽しみです。
それと、ごめんなさい。カクヨムさんてこう言うことを言う雰囲気でないようなきはするのですが、以下、どうしても気になってしまった点です。
①
9章ラストで、ここが現代ではないと正式に判明すると思うのですが、そのまえの第4章で中国を想像するとき「弁髪や纏足」を思い浮かべているのに違和感を覚えました。
同章で「ここは一体どこなのか」を考察する際、彼は異世界、平行世界を検討しますが、過去世界であることは考えませんよね。それはこの後の展開に向かうためだから良いとして、過去であるという検討をしていない以上、彼が想像する中国は現代であるのではないか、と思います。ただ、そもそも過去世界って「地理的孤立の次に常人が思い付きそう」な想像でもあるんですよね…。暗い過去を持つ彼が、「いちばん考えたくなかった選択肢」としてあえて排除しているためであるなら必要な想像なのかなとは思いますが、現時点において、違和感としてぼんやり残ってしまいました。
同様に、9章の冒頭の方で「店と言っても、二十一世紀の日本人が考える~」という描写は、語り手がここが過去世界である前提で描かれているように思います。
②
彼の言語習得が早すぎる、能力が高すぎることに、はじめ面食らい、若干置いてけぼりになりましたが、それは物語の進行上、仕方ないのでしょうか…。
第1章で、「仕事でマレー語を使う」とさらっと説明があったのですが、それにしたって、マレー語ですよね…。しかも、後々古語だということが判明するという…。一般読者にとって、ここまで意思疏通ができて会話ができるようになるまでに5日程度(しかも幽閉されていて限られた人としか会話していない)というのはちょっと想像がしにくいのではないでしょうか。彼の言語能力の高さについて、もう少し一般人が納得しやすい経歴の説明(?)みたいなものがあるとすんなり行ける気がしました。
③
第1章で、幽閉された小屋から広場が見えますが、人物の服装やどんな人がいるかはわかるのですが、場所のイメージがしにくいなと思いました。
子供たちが遊んでいて、広場があって、高床式の建物が多くて、といろいろな情報は入ってくるのですが、なぜか説明調で臨場感がないというか…。
②と反対のことを言うようですが、音の情報が少ないからかもしれません。広場が近く、子供たちがきゃっきゃと遊んでいるのに会話は聞こえてこず、大人たちの生活の場が近いだろうにその人たちがどんな風に暮らしてどんな話をしているのか見えてこないんです。後から「こんな風だったよ」と概要を聞いている感じで、他の部分の文章力と描写力か高いだけに、浮いて感じてしまいました。
また、上記を感じるが故に、誰も学校に行っている様子がないというのも、どうしてそう判断したのかよくわかりませんでした。外を出歩いて気付くのならわかりますが、不特定多数の子供たちが朝夕そこにいるからといって気付くものなのでしょうか…。主人公の視覚、聴覚で得られる以上の情報と、そうでない情報がまだ整理されていないように感じ、勿体無く思いました。はじめは理解できなかった言語が少しずつマレー語に似ていることに気づき、意味のある会話に聞こえてくる描写とかがあるとしっくりするんでしょうか…。すみません、言い出しておいてなんですがよくわかりません…。
いろいろ勝手な感想を申しましたが、本当に面白かったです。というか、このクオリティのものを一章につき一週間で仕上げられているというのが信じがたくて…。凄すぎる。
物語が完結したら推敲を重ねられるとのことなので、申し上げるとしたらその時のほうが良いようなことも言ってしまった気がしますがともかく、まずはここまで、素敵な作品を読ませていただきありがとうございました。読めて嬉しいです。続きも楽しみにお待ちしております。
作者からの返信
いやいやいや、恐縮です。ご感想ありがとうございます。
カクヨム様のマナーやスタイルについては、実はまだよく知りません。もちろん読んでくださる方がいらっしゃるだけでも嬉しいのですが、少なくとも私の作品に関する限り、このような形でコメントを寄せていただけるのはむしろ有り難い限りです。こういう感覚は久しぶりです。
以下、ご指摘の点について。
まず大前提として、おっしゃるとおり、この作品は、書き上げたあとに推敲することを予定して、正直いろいろな点に目をつぶって書いています。書きなおしの際には、必然的にやはり頭の方ほど大きく手直しすることになるだろうと思います。
ただ、公開している以上は批判や指摘を受けて当然だということは分かっていますので、ご遠慮無くおっしゃってください。
①いずれも、過去世界であるという前提でなく意識的に書いたものですが、余計ですね。たしかに推敲するときに差し替えるべき文言だと思います。
②彼の経歴については2章でも触れていますが、これももう少し補うべきかも知れませんね。言語習得のプロセスについては、煩雑になるし、何を書いても嘘になるので書かないほうがいいと思います。古語ではなくて単純に地域的な(あるいは土着の言語の影響による)発音の訛りだけというつもりなので、それと分かるような書き方にします。
③については、どうだろう、よくわからないです。外に出ずに覗き見ているだけなので、臨場感は無いほうがいいんじゃないのかな。
ただ、学校に行っているかどうかは分かるんじゃないでしょうか。学校に行っていれば決まった時間に子どもたちが一度にいなくなったり現れたりするでしょうし、制服だったりカバンだったり教科書だったりも目につくでしょう。どこの国に行っても、登下校中の子供とただ遊んでいる子供の区別は割と簡単にできると思います。まあそれならそう書け、っていう話ですね。
余談ですが、今回は、どうやら1章につき一週間と決めているからこそ書けているみたいです。何年もの間、ろくに小説が書けなかったのですが。
ご指摘の点からも明らかなように、本来なら人目に晒すべきではないような、第2稿くらいの完成度のものを公開してしまっていることは事実です。ただ、今はそういうことに全部目をつぶって、時間を決めてひたすら前に進んでいくというやり方で、書くための感覚を取り戻そうとしている、というのが正直なところです。リハビリのための手慰みだったはずのものが、作品に成長してしまったというか…。
あと、そういえば、どこだったかに、最初は「信仰」っていう言葉も使ってたんだよなあ。あんまり直接的なので削っちゃったけど……。
第10章 何が起きたのか、その瞬間にはたぶん誰もわからなかったへの応援コメント
回を追うごとにますます面白くなっていきますね!
ファジャルとの関係がどうなっていくのか楽しみです。
それにしても「娘のなかで一番頭が悪い」なんて、かなりひどいですね港務長官😂
作者からの返信
どうもありがとうございます。
いやいや、けっこういると思いますよ、こういうこと言う親…。面と向かって言わないだけまだマシだと思います。
第7章 川を下る船団は大小三十隻以上に及びへの応援コメント
素晴らしいですね。これだけの場面を、読んでいてはっきりと目に浮かぶレベルで描けてしまう想像力には、感心してしまいます。
作者からの返信
ありがとうございます。どういうわけかこの7章、はじめから明瞭なビジュアルイメージがあって、他の章よりも悩まずに書くことができました。どうやら会話中心のシーンのほうが苦手のようで、悩んでしまうことが多いです。人間がいちばん難しいということでしょうか…。
第7章 川を下る船団は大小三十隻以上に及びへの応援コメント
いつもながら物語のテンポの良さとブレない世界観に引き込まれます。
いつの間にか自分もマレー世界を旅しているような気分になります。
作者からの返信
いつもありがとうございます。不思議と、わたしの中でもだんだんこの島の存在がリアリティのあるものになってきています。これからもこれを壊さないようにできるだけうまく広げていこうと思います。
第6章 窓枠に掴まってぶら下がっていたのはへの応援コメント
いつもワクワク感が止まりません。
今回は特に王女の内面の描写が素晴らしかったです。
長編の連載は大変だと思いますので、無理をなさらずに少しずつでも心躍る冒険譚をお届けください。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
文章に納得がいかなくなっていったん下書きに戻していましたが、先程再公開しました。ただ、評価していただいた点についてはほとんど変わっていませんので、お気になさらないでください。
登場人物が物語のための操り人形になってしまうのが嫌で、なるべく自然に動いてくれるようにと考えながら書いています。俳優が納得の行く演技をしてくれるまで何度も撮り直す映画監督のような気分です。一人の人間が考えることですからもちろん限界は知れているのですが、できるだけのことはやっていこうと思っております。よろしければ次回からもお読みいただければ幸甚です。
第3章 暗い部屋を三つ通り抜けて奥に進むとへの応援コメント
ここに出てくる衣服や調度品はとても綺麗ですね。
私はほんの少しだけ『織り』の体験をしたことがあるのですが、何千本もの糸をひとつの織物として仕上げることの大変さを思い知り、この王女様の身に付けていらっしゃる巻衣なんかも、きっと手織りだろうし、織り上げるのが大変だっただろうなと思ってしまいました。
私が織りの名人なら、こういう美しいものも織ってみたかったなぁ。こんな芸術品が織れたら、きっと職人として誇らしい気持ちになりますもの。
織物の話はともかく、続きも楽しみに読ませていただきます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
インドネシアをはじめ、東南アジアの国々は織りや染めの伝統が豊かで、博物館などに行くとすばらしいものが見られます。今では伝統芸能や儀式以外ではなかなか見られないし、そういったハレの場所にも現代的な素材や染料が入ってきているように見えますが。
たとえば⇓みたいな山間地や離島では今でも伝統的な染織技術が生活に根付いているようですが、こういった場所でも観光化や商業化はやはり進んでいるようです。
https://baliindonesiainformation.wordpress.com/2017/03/20/gringsing-cloth/
この小説は、別に厳密に考証してるわけはないので、大体はわたしの想像の産物ですが、こういった国々の文化の雰囲気は常に念頭にあります。
ヨーロッパや中華圏をモチーフにした歴史物やファンタジーはたくさんあるけど、東南アジアっぽいものは割と少ない気がします。これからもいろいろ取り入れて物語の中に織り込んでいきたいです。
第4章 何がこの島をこんな奇妙な場所にしているのかへの応援コメント
今回も小説を読む楽しさを堪能させていただきました。
ありがとうございます!
前半はデカルトのような思索で始まり、後半で現実のアジア世界とのつながり、また王国に何らかの陰謀が存在するであろうことが示唆され、とてもスリリングな展開でした。
作者からの返信
こちらこそ、いつもご感想をくださってありがとうございます。
デカルトは読んだことがなくて、大体のところしか知りませんが、主人公はデカルトほど根っこまで考察せずに放り出してしまいました。もちろんそれどころではないでしょうけどね。
今後の展開については一応考えてありますが、わたしの場合物語が勝手にずれていくこともよくあるので、さてどうなることか…。
またお読みいただければさいわいです。
編集済
第3章 暗い部屋を三つ通り抜けて奥に進むとへの応援コメント
はじめまして、姫乃只紫と申します。
第三章にて、単なる「浮世離れした離島」ではなく、異世界の離島である可能性が示唆されたクンバン・ムラティ島。主人公はもちろん読者である私もまた何だか地に足が着かぬような感覚で。さながら、宙ぶらりんにされているかのような心地の御作なのですが──。
さて、唐突な自分語りで恐縮ですが、当方小説はどうしても書き手の視点から読みがちでして。これからこういう展開にしたいんだろうなぁとか、この表現は特に心血を注いだ部分なのだろうなぁとか、話にのめり込むというより一歩引いた視点から、そういうことにばかり思考を巡らせているのですが──。
御作に限っては「よし、小難しいことを考えるのは止そう」という結論に行き着きました。自分も主人公と同じ、異邦人の一人として。素直にこの世界を楽しもうと思いました。そう、宙ぶらりんにされている状況が、むしろ心地いいのです。そんな"冒険"をしたい気持ちにさせてくれる作品です。
本当はレビューという形(それこそ『宙ぶらりんの心地よさ』というタイトルで)で御作の周知に貢献させていただきたかったのですが、何分文章が思ったようにまとまらなかったので、応援コメントという形と相成りました。
より多くの方の目に留まってほしい秀作です。長々と駄文を失礼致しました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。こうして言葉にしてご感想をいただけるのが何より励みになります。
あくまで漠然と思っていることなのですが、自分を取り巻く世界の全体像を瞬時に把握することはなかなか私達の手に余るのではないか、という気がしています。
別に、そういうことが主張したくて書いているわけではありませんが、なるべく本当らしい嘘を書こうとした結果こういう形になりました。
とは言え、もちろん世界の姿は次第に明らかになってくるはずです。私たち同様、主人公にも今までの経験や教育によって作り上げられた世界観というものがありますし、妹のもとに帰るというはっきりした意志がありますから。
この先の展開でもご期待に沿えるという確固たる自信は正直に言ってそれほどありませんが、自分でも楽しみつつ研鑽しつつ書いていくつもりでおりますのでよろしくお願いします。
第3章 暗い部屋を三つ通り抜けて奥に進むとへの応援コメント
猫村まぬる さま
はじめまして
千石京二氏の「普通」のレビューコメントから興味を持ってやってきました。
主人公の身近な背景から、島のことについて移るので、設定が入ってきやすかったです。
すぐに全貌が明らかにならず、読者も一緒になって考えられるペースが好きです。
独特な単語のルビもいい雰囲気を出せていると思います。
ここは東南アジアなのか、はたまた異世界なのか、全貌が分からず、続きが気になります。
本当にwebで公開していいのでしょうか?
もったいない気もします。
もう少し物語が進んだら、レビューコメントを書きたいと思いました。
期待しているので、執筆活動頑張ってください。
作者からの返信
こちらこそはじめまして。
レビューから辿ってきて下さる方がいらっしゃるとは思っていなかったので、うれし驚きでした。
設定の全貌がすぐ明らかにならない書き方については、読者の中には不満を感じる方もいるかもしれないと思っていたので、そう言っていただけると助かります。
期待しているとおっしゃっていただけると、よりやる気も出ます。どうもありがとうございました。
第3章 暗い部屋を三つ通り抜けて奥に進むとへの応援コメント
ディティールがしっかりしているので、孤立世界とも異世界とも思われる世界観に引き込まれて行きます。
ありがとうございます!
作者からの返信
ありがとうございます。
世界の細部を考えたり書いたりするのが好きなんです。海外旅行を楽しむときに働く脳の回路を、逆回転させている感じ、とでも言いましょうか……。そこに面白みを感じていただけたのならとても嬉しいです。
第2章 時の流れは、僕をおそろしく奇妙な場所にへの応援コメント
大人のための冒険小説ですね!
ワクワクしながら読んでます!
作者からの返信
ありがとうございます!
大人のため、たしかにそうかもしれませんね。もちろんお子さんたちにも読んでもらえればうれしいですけど。
第1章 小さな飛行機は空中で十二回転したあげく への応援コメント
僕も東南アジアを舞台にした短編を書いたので、とても興味深く読ませていただきました。文体も無駄がなく、切れがあっていいと思います!
作者からの返信
ありがとうございます。
東南アジアを舞台にした冒険の物語を、ずっと前から書きたいと思っていました。ラリー・クルス様の短編も、地理的にかなり近い場所を舞台にされているんですね。楽しみに読ませていただきます。
エピローグへの応援コメント
素晴らしい物語をありがとうございます。
大気の匂いまで感じられる居心地の良い南国のムード、
主人公と女性たちの思い、
独特の魔術的な空気感。
幸せな時間を過ごせました🍀