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2020年6月22日 17:33
両親の死、可愛がっていた猫の死、たくさんの身近な死への決別を体験してきた妹の心の内が痛いほどのリアリティで描かれている。 さらに愛するたった一人の兄さえ周りは死んだと言う。 生存を信じるたった一人自分だけを置いていくように時間と共に兄の死が世間に確定されていく様子が居たたまれない。 愛する者の思いがあるならば、人の死がこんなにも、深く悲しいものだと思い知らされるような章でした。 最後に生存を信じる妹の当たり前のように兄とのシンガポールへの旅行を思い描くところが救われるような思いで読みました。
作者からの返信
ありがとうございます。この章では視点が兄を離れて妹に移るのですが、それはどろがめ様がおっしゃるように、残された方の人間の気持ちを描きたかったからでもありました。なので、そのようなご感想をいただけて大変うれしいです。ここまで読んでくださってありがとうございます。
両親の死、可愛がっていた猫の死、たくさんの身近な死への決別を体験してきた妹の心の内が痛いほどのリアリティで描かれている。
さらに愛するたった一人の兄さえ周りは死んだと言う。
生存を信じるたった一人自分だけを置いていくように時間と共に兄の死が世間に確定されていく様子が居たたまれない。
愛する者の思いがあるならば、人の死がこんなにも、深く悲しいものだと思い知らされるような章でした。
最後に生存を信じる妹の当たり前のように兄とのシンガポールへの旅行を思い描くところが救われるような思いで読みました。
作者からの返信
ありがとうございます。
この章では視点が兄を離れて妹に移るのですが、それはどろがめ様がおっしゃるように、残された方の人間の気持ちを描きたかったからでもありました。なので、そのようなご感想をいただけて大変うれしいです。ここまで読んでくださってありがとうございます。