愛すべきヤンキー達

 ヤンキーであっても人の道を外す様な事だけはせず、させない和夫。
 暴走がちな拓郎のブレーキをかける祐奈。
 一見突っ張っているけれど、心根は優しい拓郎。
 (拓郎の態度は不安の裏返しなのかな?)

 現代社会でも社会不適応者のレッテルを貼られそうな三人でしたが、神の気まぐれで飛ばされた異世界でも奴隷制度という社会では適応出来ないのかも知れませんが、それでも周囲の目など気にせず、堂々と図太く生きて行く姿が目に浮かびます。

 3章に入り単純な善悪では推し量れない現実にぶつかりますが、奴隷制度を前にし、世界の不条理を目にした三人はどうやってこの世界に立ち向かっていくのか?

 個人的には痛快なレボリューションを期待しています。

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