概要
天才だけが入れる学園で、最強を目指す!主人公は強いが最強ではありません
【穿つは迅雷の如く。地を這うは疾風の如く。遍く悉くを打ちのめす】
彼が最強とする理念であった。
最強を目指したとある男の、唯一の後継ーーカナタ
彼はその男に魅せられ、憧れ、最強の強さを探求するべく、猛者達の巣窟へと足を踏み入れた。
そこは、世界各地から才ある者達が集う、太古より生きる迷宮ー『オリュンポス学園』
決闘、序列、リンチ、集団リンチ、カツアゲ。
枚挙に遑がない程の『戦争』が絶えないこの学園は、校舎の様相も講義の内容も校則さえも、常識を知らない。
学園の卒業生は皆、まるで打ち合わせしたかのように揃って言う。
『学園に足を踏み入れるなら、常識を捨てろ』と。
だが、既に常識を捨てたカナタにとって、ここは紛れもない『エデン』だ。
(カナタ)「決闘?……君いいよ名前は?」