圧倒的スリップストリーム風メタフィクション!(?)

やっと読み終えました!
なんと説明していいものか……。

断片に垣間見える思考や発想は面白く、
全体として見ると、
あらかじめゲシュタルト崩壊しているような物語です。
綺麗な形のストーリーラインが見えない。

これは小説なのでしょうか?

枠組みが多層に重なり合ってフラクタルを成し、
極端にデフォルメすることで、
アンチテーゼとして
世界そのものを描き出そうとした結果がこれなのかもしれません。
ある意味では究極的なリアリズムであり、
ある意味では完全なニヒリズム。(あるいはナンセンスか?)


理解できない、けど、良い。
理解されることや読みやすさを
(意図的に?)無視したような文体、構成、内容。
それもありだな、と思いました。

ぜひ、ご一読を。