双子。それは創作ジャンルにおける永遠のテーマのひとつ。

遺伝子レベルで自分の同じ人間がこの世に存在する。

そんな一卵性の双子さんたちにとって、それ以上の絆を他人に見出すことはかなり困難であると聞いたことがある。

ひとによりけりではあるが、多くの双子さんは、お互いを絶対に裏切らない同士であると認識しているそうだ。

だからこそ――。

本作のヒロインは、早くに亡くなってしまった双子の姉を持つ。
そして彼女には最愛の夫がいた。

そんなふたりにある日、亡くなった姉から手紙が届いた。

そこから奇妙な冒険がはじまる。

短いながらも読み応えのある文章です。

読み終えたとき、あなたの心には何が残るのでしょうか。