砂漠を旅する者達の家族が集う場所、キャラバン


自分は誰にも必要とされないと思っていた主人公が異世界へと転移すると、そこは砂漠だった。

そして二人の青年に出会って迎え入れられたのは、新しい家族の村ともいえるキャラバン。

そこで新たなる力を手に入れた主人公が、この世界に自分の居場所を見出していくというファンタジー小説です。

砂漠という舞台で始まる異世界も中々無いなぁと思っていたのですが、単純で想像しやすい「魔法」ではなく独自の設定を使った「マナ」という力。そして「ジン」という敵の設定が大変魅力的です。

またキャラバンの人々の主目的が行商としっかり決まっているのも、物語の一本筋を通すのに大きな役割を担っていると思います。

とても良質なファンタジーだと思います、未読の方は是非。

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