あとがき
ども。
新巻へもんです。
ハンナの物語は前回の投稿で終わってます。ここからは作者のあれこれをぐだぐだ書くコーナーなので、話が終わってんなら興味ないよ、という方はブラウザバックでお戻りください。
「ハンナ・ルー」は全68話、約14万字の作品となりました。某企画に触発されて空を飛ぶ話が書きたいという1点だけで書き始めた作品です。それしか決まって無い中でゴールが全く見えず。途中から苦しくなりました。
正直に言うと思ったよりもハンナが動いてくれなかったです。まあ、舞台の作りこみが甘かったんだと思います。そりゃ誰だって体育館のステージに引っ張りあげられて、そこには何もないのに演技しろと言われてもまごつきますよね。私に力量があれば、この作品の世界や背景についてもっと詳しく書けたし、ハンナ達も生き生きと動いたと思います。
ここからはネタバレです。
ハンナが牛乳ばかり飲んでいますが、これはドイツの大戦車撃墜王ハンス・ウルリッヒ・ルーデルのエピソードから拝借しています。この方は控えめに言っても人外な方で、チートものの主人公じゃないかってぐらいやることなすことがおかしいです。小説書くのをやめた方がいいんじゃないかってぐらい事実が奇なので、ご興味が生まれたらお調べください。
作話的には魔女たちが強すぎて苦労しました。日露戦争ぐらいの技術レベルのところに超音速機が登場してくればどうなるかといえば、そりゃ一方的になりますよね。最後は物量に負けることになるんですが、根拠地が離島にあって兵站が十分ならたぶん何十年もだらだらと続いたんじゃないかと思っています。
最終話でさらっと触れましたが、魔女たちの祖先は地球の人類です。えっちらおっちらとはるばる遺伝子運搬船でやってきて、この世界の人類の遺伝子を書き換えて作られたスーパー人類。遺伝子のバグみたいなものなので時々にしか発現しません。夢が無いですけど、今想定できる人類のテクノロジーレベルだとこれが実現可能な恒星間移民のようです。
今回は恋愛要素は排除しました。色々と規格がおかしい魔女の恋愛観を作るのが面倒だったということもあります。ハンナはそっち方面の能力が皆無なので発展のしようがありません。ジョシュアさんはハンナにベタぼれしているんですが、こちらも草食系で不器用だということで、あと数年は何もないでしょう。
この後、ロムルスがどのように発展していくのか、それとも衰退するのか、作者としても興味がありますが、とりあえずは一旦終了としたいと思います。長い間お付き合い頂いてありがとうございました。
またカクヨムのどこかでお会い出来たら嬉しいです。
ハンナ・ルー 王立空軍第3飛行隊の魔女 新巻へもん @shakesama
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