タイトルの通りヒロイン候補の影が、前半で見る事すら無い。
主人公の戦闘スタイルや話の流れで男性からの人気が多く、タグに「ハーレム」が在った時に読者から
・リスナー(男)からのハーレムか。
・本当にヒロインが出るのか不安で大丈夫?。
など半分冗談で納得したり、不安になる程にヒロインが登場しない珍しい作品。
そしてタグの「ハーレム」が消えた時の読者の反応が作品も合わさり面白い。
完結して、その後の幸せになった未来や掲示板も語られてるのは嬉しい限り。
アニメ化するならOP・EDはヒロイン登場までカットしたり、
書籍化ならヒロイン登場した後の、次の巻まで表紙・裏紙に見せないで
視聴者や読者を不安にさせて当時の気分を味わって欲しい
ラノベ特有のハーレムとか美少女要素が無いのが良いです。
※あらすじ等でハーレム予定あったみたいですが、この作者様だったらテンプレ判子ヒロインやハーレム化はし無さそうな気もします。
同作者と知らずに別作品もブクマしてましたが、安易なテンプレハーレムになって無いので、作風的に今後もそっち方向にならないだろうという安心感があります。
なので作品レビューしつつ、当作品が好きな方は作者様の他作品も楽しめるだろうとお勧めも出来ます。
作風としては王道系の最強主人公モノ。
リスナーとのレスバが中学生男子位のノリなのが、偶にアホだなぁと思いつつ微笑ましい要素でもあります。
地の文章力がしっかりあり(上から目線では無く、本当に国語力皆無な小説が多い)、読み易さや起承転結、展開運び、掲示板回の挟み方などもバランスが良いので安心して読めます。
"ストレスの無い文章力"がレビューとしてどうかとは思いますが、そう言った最低限な作品を探すのも一苦労だったりもしますので、同じ感覚を小説に求めてる方は安心してお読み下さい。