人の幸せを想う尊さ

少年と少女の小さな恋を描いています。
誰かの為を思って、自分の想いとその人の未来を天秤にかける。その時にどんな選択をするのか、そしてどう未来を歩いていくか。そんなことを考えました。
少女の選択は悲しくて、でも決してマイナスではない。でも、人によっては残酷とさえ思ってしまうかも。彼女らしく少年の背中を押したラストはグッときました。寂しいというより、一筋の希望が射しこんでいるような光が見えました。きっと、物語の向こうでも彼は一歩ずつ進むのでしょう。ドラマを一本見たような満足感を得られる短編でした。あなたもぜひ、ピュアな想いに触れてみてください。

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