曖昧模糊とした物語の輪郭が立ち上がるにつれ、来たるべき読みたくない結末へストーリーは加速していく。読みたくないのに読まされてしまった、そんな話でした。
結露した窓やガラスが、不気味に思える時ってありますよね。普段は見えるものが見えないからなのでしょうか。そんか得たいの知れない恐怖が、このお話にも漂っています。手で拭った結露の先――物語のラス…続きを読む
ホラーなんてお酒飲みながら旨味にすれば怖いことなんてないやー!そう思ってた時が僕にもありました。チューハイを空腹のままに三口煽って「よし、つまみにホラーだ!ホラー!」と読み進めていくと、酔い…続きを読む
結露が結ぶラストへのいざない。都合よく報われる瞬間などはないと、主人公がどこか悟っているその人生の苦さがほどよくリアル。するすると不穏な空気をバトンしたラストは想像以上。怖さだけでなく、複雑でかつあ…続きを読む
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