入り込みました。 主人公の視覚にいつしか同調して、物語りの気配感の中に気が付けば浸っていました。
「言葉に出来ないものを言葉で表現する」 小説の存在理由はこれではないかと、今は思っています。 こんにちは、真花です。 上記をするために、純文学を中心に書い…
もうね、文章がめちゃくちゃうまい。丸ごと暗記してお手本にしたいくらい。私、ホラー小説は大の苦手なんですけど、この作品はあまりにも文章が素晴らし過ぎて大興奮しながら読みました。この作品には虫…続きを読む
そこかしこに潜んでいる虫の気配。生温かい獣の息づかい。闇の底からなにかが這い上がってくるような不気味な空気。 美しく生々しい圧倒的な筆致に五感が刺激されて、問答無用で物語のなかに引きずりこまれ…続きを読む
美しい描写の数々が、私たちを蟲の宿へと誘います。大小様々な虫や動物。沢山の命に囲まれて、沢山の死骸に囲まれて、私は生きる。虫が苦手な私は、つい情景を想像して粟立たせながら読みました。吸…続きを読む
子供の頃、ふと突然に、今まで当たり前だったものに恐怖を覚える。特に夜。静かな闇を見据える時、思わず服の裾を掴んでしまう。そういった経験を持つ方は多いかと思いますが、この作品は淡々とした独白のう…続きを読む
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