入り込みました。 主人公の視覚にいつしか同調して、物語りの気配感の中に気が付けば浸っていました。
「言葉に出来ないものを言葉で表現する」 小説の存在理由はこれではないかと、今は思っています。 こんにちは、真花です。 上記をするために、純文学を中心に書い…
あなたはまず、冒頭で一撃をくらう。恐怖が頭にこびりついて、離れなくなる。詳細に詳細を重ね、しつこいほどに生々しく描写された世界は、色や音、温度のみならず湿度まで感じることができる。主人公が…続きを読む
一つの生命を絶つ。その行為が何を引き起こすのか。オオムラサキが運ぶ、若き日と夏の恐怖の夜をどうぞご堪能あれ。
虫を殺したら同じ死に方をする、から始まる不穏感がこれから何が起きるかと不安にさせてくれます。所々に描写される虫が独特な夜の不気味さを演出し、更に子供の視点から見ることで児童ならではの恐怖を演出して…続きを読む
子供の頃、ふと突然に、今まで当たり前だったものに恐怖を覚える。特に夜。静かな闇を見据える時、思わず服の裾を掴んでしまう。そういった経験を持つ方は多いかと思いますが、この作品は淡々とした独白のう…続きを読む
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