愛と死。優れた物語には必ずどちらかはあるとされる二大要素が短い中にギュッと凝縮されています。人類の死生観を俯瞰した作者の手による、これは未来予想図かもしれない。傑作です。
読み専です。星は以下のような感じで付けます(2021年1月~) ★…最後まで読めた。 ★★…良かった。他の作品にも興味が湧いた。 ★★★…お金取れるレベルだと…
古典的なキョンシーホラーと正統派サイバーパンク。そこに極めて濃密に凝縮された道(タオ)のエッセンスが滴る。序盤、父親に娘の死体を活用する目的を明かす語り口に、理想や崇高さが微塵もなく、ただ即物…続きを読む
まず舞台設定が良い。九龍城を彷彿とさせる団地に、死体売りとキョンシーがさまよう。 退廃的な世界に、過激な教義を唱える教団が蔓延り、レトロなキョンシー概念とサイバーパンクが交差する。 キョンシ…続きを読む
キョンシー! それは死者となった人間が、夜中に動きまわるという中国に伝わる妖怪の一種! 30年ぐらい前には映画にもなって、死後硬直の影響で、両腕をピンと伸ばして直立してピョンピョン跳ね回る姿が当時の…続きを読む
『物語を作るためには感情が必要である』という言葉が作中に出てくるんだけど、この時点で面白い。他にも表現に仕方や発想が面白い。☆3つじゃ足りないわこれ。
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