タイトルを見て、毒のある笑いを予想して、読み始めた。 ……!!(泣けばいいのか笑えばいいのか、ジェスチャー不能) 卑怯だ、こんなタイトルつけるなんて。 みなさんも読んでみてください、きっと衝撃を受けます。 この内容にこんなおちゃらけたタイトルをつけるのかよ…… ちびマルフォイはカクヨムを代表する偉大なショートショート作家。その思いがますます強まりました。
至極社会的な作品。画像やスタンプの多用は勿論のこと、誰かの発言に賛同したり、拡散しただけで自己表現・表明したつもりになることも同様の悲劇性を孕んでると思います。
もしも「言葉」のない世界に生きたなら、どうなるか想像もつきませんね。この作品は、そんな「言葉」のない世界を描いた、ヒューマンドラマです。題名のライトさとは裏腹に、純文学の様な濃厚な味わいのストーリーが、「言葉」のない世界へ貴方を誘います。文句無しの★3つ。素晴らしい作品でした。
言葉の行き違いに疲れ、媒体が発達し、手軽な表現が流行っても。それでも、言葉は大事なのだと。台詞を殆ど使わずというより劇中人物が使えない状況が、逆に強く訴える作品だと思います。