破滅を覚悟したサラリーマンの選曲とは?

舞台装置はオフィスとカラオケ屋の二ヶ所のみ。
サラリーマンあるあるを取り入れながら、緊張と解放で生じる笑いの表現が凄く上手いです。

たった数回の場面転換とは言え、ほぼカラオケ屋の中だけで横暴な部長と、狡猾な同僚、仲間のために破滅を覚悟した主人公のドラマを描ききっています。これはなかなかに難しい。

伏線回収もお見事で、まるで三谷幸喜さんの舞台を見ているかのようでした。
くすっと笑える完成されたコメディ作品、お勧めです!

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