カラオケ・オブ・ザ・デッド

作者 木沢 俊二

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★★★ Excellent!!!

舞台装置はオフィスとカラオケ屋の二ヶ所のみ。
サラリーマンあるあるを取り入れながら、緊張と解放で生じる笑いの表現が凄く上手いです。

たった数回の場面転換とは言え、ほぼカラオケ屋の中だけで横暴な部長と、狡猾な同僚、仲間のために破滅を覚悟した主人公のドラマを描ききっています。これはなかなかに難しい。

伏線回収もお見事で、まるで三谷幸喜さんの舞台を見ているかのようでした。
くすっと笑える完成されたコメディ作品、お勧めです!

★★★ Excellent!!!

横暴で凶暴、理不尽の権化な部長。
そんな非道上司に、二次会のカラオケへと拉致られたのは。
悲運な4人の企業戦士たち。

逃げられないカラオケボックスという密室の中、鼓膜破壊歌を延々朝5時まで。
しかし、解放されるまで待てば精神が確実に殺される。

どうする?
どうすればいい?

そんな中、なけなしの勇気を振り絞った主人公が、とった行動は──

***

そう、これはまさしく勇者の物語。
勇者の歩んだ軌跡を、目を見開き脳裏に刻め!!

……読む時は飲み物を飲みながらじゃない方がいいですよ。
あ、公共の場でも読まない方が。危険です。

★★★ Excellent!!!

カラオケ――そこはまさに戦場。

横暴な上司のデスボイス。計算高い同僚の誘惑。絶望する後輩たちを守るため、死をも覚悟した主人公が選んだ道とは――。

たかがカラオケ。されどカラオケ。戦場と呼ぶにふさわしい緊迫感の中、ふい生じる笑いがクセになる物語でした。ラストのオチも素敵です。

★★★ Excellent!!!

わがままな部長のカラオケに付き合わされた主人公達。選曲をミスったり、部長の機嫌を損ねれば島流し、かと言って付き合い続けると部長のデスボイスでメンタル破壊は免れない。絶体絶命な主人公のが死をも覚悟した選択とは。
笑えても哀しいお話です。あ、飲み物を飲みながら読むのはオススメしません。