概要
私たちの価値は、ぱんつの色では決まらない。
春見が丘高校は「眞行寺の変」の真っただ中だ。
眞行寺弓佳という美少女がファッション雑誌に掲載されたことを切っ掛けに、校則の締め付けが行われているのだ。
新しい校則にも、眞行寺さんが不登校になっていることにも納得がいかない「私」は、密かにレジスタンス活動を開始する。先生には分からないように──ボーダーのぱんつで。
眞行寺弓佳という美少女がファッション雑誌に掲載されたことを切っ掛けに、校則の締め付けが行われているのだ。
新しい校則にも、眞行寺さんが不登校になっていることにも納得がいかない「私」は、密かにレジスタンス活動を開始する。先生には分からないように──ボーダーのぱんつで。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!少女たちが掲げる革命。
今、学校では「眞行寺の変」なる事件が起こっている。学校でも目を引く美しい女子高生・眞行寺弓佳がファッション誌に載ったためだ。学校の校則はこれを機に厳格に設定され、髪を染めることはもちろん、女子生徒のぱんつの色まで規定された。優等生の「私」はこの理不尽な校則にひそやかな反抗を……否革命を起こしている。眞行寺が身に付けていたファッションブランドのぱんつを履いて登校することで。
「私」は品行方正でどちらかといえばおとなしい優等生です。矢面に立って意見を頻繁に主張する少女ではないと思います。そんな彼女が革命に身を投じた、意見を貫いていく姿に痺れます。個人的にぎくりとしたのは眞行寺の変というネー…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ウィットに富んだ語りと設定、心根の優しさが魅力的な青春小説
語り手(小野田茉優)の通う春見が丘高校では、一人の女子生徒がファッション雑誌に掲載されたのをきっかけに、校則の締め付けが行われ、その女生徒は登校できない状況に追いやられた様子で、多くの生徒が反発を覚えています。
茉優も決められた白の下着ではなくボーダーのそれを着用し、ひそかなる抵抗を試みていますが、生徒たちのレジスタンス活動はそれにとどまらず、大きな展開を見せます。
そしてその先で、予想外の事実が明らかになり……。
語りや「ぱんつによる抵抗活動」という発想が、知的かつユーモラス。
特にぱんつの抵抗には、ユーモアの中に女性の凛とした戦う姿勢が彷彿されました。
このイメージがラストと繋がって…続きを読む