非常に硬質な文章で淡々と進む物語。その進み方自体が、ネタバレになるので控えますが、作者の提示する「こたえ」に沿わしているような気さえして、巧みだなと言わざるを得ません。ちょっと哲学に耽りたい時、こちらの作品、いかがでしょうか?短いながらに非常に考えさせられます。オススメの小さな哲学書。
1行目から、太宰治や夏目漱石の作品を読んでいるかのような錯覚に陥りました。元々、文学性の高い作品を生み出されるまきやさんが更に高いレベルに進まれた証ではないでしょうか。今後の展開が非常に楽しみです。
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