二〇一九年七月五日

僕の幻想かもしれなかった。遠くからの音を風か川の流れが運んでくる。僕を呼ぶ声だ。「行ってしまうのですか?」ここでお世話になった彼女が言う。「出来ればずっとここにいたいけどね」返事をする内に都会行きの列車のベルが鳴り響く。お伽噺みたいな世界の日々が今、終わろうとしている。


https://twitter.com/sncomet/status/1147100122326523904

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