二〇一七年六月二六日

もうすぐ夏。蝉も鳴き始めた。暑苦しいこの季節は好きではないが、思い入れが強すぎて感慨深くなってしまう。飛ぶ燕を目で追いながら、空を仰ぐ。湖の上を翔けた瞬間を思い出して、思わず目を細めたが、古傷が痛み地上を歩いた。

「ある、小さなパイロットの手記」より


https://twitter.com/sncomet/status/879302657210331136

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