旅立ち






ゆっくりと息をして

眠る君の横顔に

そっと触れる


起こさないように

そっと



蝉が鳴く季節になった


空では入道雲が踊ってる





旅へ向かう時がきた

雨の季節に休めた羽を広げ

深く 息をする



あの雲の向こうへ

遠い街へ




君の笑顔も泣き顔も瞳の中




また雨の季節に会いにくるよ

眠る君にそっと触れて



夏の空へ























  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

空の涙 雨音 @ayuction

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ