さてと、世界を見に行きますか。

作品を通して思ったこと、黒須さんはとにかく『面白い』を演出するのが上手いです。エッセイを読み、今作も読ませて頂いてそのことをひしひしと感じています。これは一朝一夕に身につく種のものではなく、自然と物語の世界に身を置く中で身につけてきた感覚ではないかと。この作品のように読者を楽しませるというのは創作における基本だけどとても難しいと感じています。

本作は異能者の物語なのですが、能力作りも素晴らしいです。各々に強いけれど完璧でないという設定を施し、個々の能力を組み合わせた時の相性と面白みも考慮されていて、そこに物語としての深みを感じます。
コミカルだけど、時にシリアスに。キャラクターを掘り下げてストーリーを重ねるごとに新たなる展開を読者に提供します。まるで世界旅行に出かけている気分。そしてアフリカの地で私は知らない世界のこと、知らなくてはいけないことを教えて頂きました。

物語はいよいよクライマックスへと突入! このレビューを見られた方は是非突撃して下さい笑 面白いぜ❗️
あのね、ヒロインも可愛くていいんですよ。本当に( ^∀^)❤

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